UMAどし日記

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2002/3/1 fri.

去年の10月から日記をつけていないので、過去5ヶ月のことを書こうと思う。

ジョナサン・ケラーマンをコンプしてしまい、奥方のフェイ・ケラーマンに移り、これまた完読してしまう。
ほんとに推理小説好きね、、>俺
Web などを見ると、妻の方がいい、という人が多いが、これ真面目な人が多いからだと思う。
なんか旦那の方はシャラッとした雰囲気があって、妻のどっしりした人生語るスタイルにくらべて、
なんか、、と思うのではないか。
ぼくは両方好きだ。天才ジョナサンに巨匠フェイ、という感じ。
フェイはでも、あれだな、泣けてなけてしょうがない場面がうますぎて、素直に感動しにくいところがある。
あまりにもマットウな感動作を読んだあとは、ジョナサンの美しい詩みたいな文章(訳者の北村/北澤さんの文章だが)が
読みたくなる。あと、フェイさんちょっとテーマ性が強すぎる。加えて警察が間抜け過ぎ。いかん。反動で批判しているぞ。
とにかくどっちも大好きだ。怖がらせるのが本当にうまい。あーでもフェイの方が「異常に勇気のあるヒロイン」とか
あざといサスペンスが多いな。「手錠が出てくる場面」はここ数年本読んでてめずらしいぐらい爆笑したが。

コンプしてしまったので、女流のサイコホラーということでマーガレット・ミラーに掛かっているが、
ちょっと面白さの種類が古い、という感じがする。「オチ」があったりする。あと記述トリックが多い。
こういうの現代人は感動しにくいのではないか。

昔の本は、昔の気持ちになって読むのが真の本読みということか。
もちろん、時代を越えて感動させる古典も数多いが。
(古さゆえにトンデモ的に楽しめる作品、というのもあるが)

★

時代を越えた感動、といえばブライアン・ウィルソンのコンサートに行った。
つい先週の話。奇跡のコンサートだった3年前
(あ、ブライアンだ! 本当にブライアンだ! 歌ってる! 立ってる! 踊ってる!)
より、今度は覚悟していたので、全然余裕で見られると思っていたのだが、
やはり滂沱のコンサートだった。
今回は「ペット・サウンズ・コンサート」ということで、永遠の名盤「ペット・サウンズ」を
11人のバンドで再現するという試み。アルバム一枚まるまる演奏するのだ。
11人が全員歌える。ギターだけで最大4人。生フィルスペクターサウンズ。
「これからペットサウンズというアルバムを一枚まるごと演奏します。
 靴を脱いで、席によりかかって、ただすばらしいだけの音楽を聴いてください」
と自分で言って演奏するブライアン。この世界でこのセリフが一番似合うぜ、おじいちゃん!
しかし一番感動したのは「アワー・プレイヤー」「英雄と悪漢」「サーフズ・アップ」の
「スマイル・セット」だ。サーフズ・アップはこの世に存在する音楽で一番好き、
大好きな曲だけど、同時にライブで完璧に聴くということが一番想像しにくい曲ではある。
11人だと演奏できるのね、、。

なんかの縁でこのページに立ち寄ったみなさん、レコード屋さんでビーチ・ボーイズの
「サーフズ・アップ」というCDを買って、「サーフズ・アップ」という曲を聴いてください。
もし感動できなかったらゴメンナサイ。でもこのアルバム他に「ディズニー・ガール」という
超絶名曲(ツアーに出られなかったブライアンの穴を埋めるように入ったブルース・ジョンストンの曲)
もあるので絶対損しません。

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読書、音楽と来て次は映像。
増殖するVHSテープの恐怖につい負けて、DVDレコーダーに踏み切った。
東芝のRD−X1という製品。
最初は自作PCかとか思っていたのだが、
フツーにネットを構築するだけでも結構ハマるオノレの力量を知っているので、
ここは家電品に頼ることにした。

この製品は同じジャンルの中では最も多機能な製品。
HDDに録画し、不要部分を削除し、チャプターを打ってからDVDを焼くということが
満足にできるのはこの製品だけ。しかも今後東芝としても同様の製品は出さないという。
使ってみて分かるが、結構家電としてはタイヘンな製品で、
たぶんサポートがタイヘンなんだと思う。
結果は、、mpeg2 の画質、メディアの値段、OSのない機械の操作性など
イロイロ不満はあるものの、値段に対して満足すべきだろう、と思う。
しかし腕に覚えのある方は、自作PCで AVI キャプチャーして TMPGEnc でエンコード、
という方法をオススメします。やっぱ家電は発展性がない。
(でもまあ、13万でこのスペックのPCを安定稼動させる力量はぼくには絶対無いので、
 東芝サンには感謝しております)

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過去半年のまとめはまた書く。(そんなの日記じゃねえよ! ;;;

(以上)