日々叢書(この著者ちょこちょこ昔の文章直します。スイマセン)

若者語

というのもありますね。使ってしまいます。
「ていうか」「超」あたりもそうですが、言い換えが利かないものもあります。

「ある」
これは若者じゃなくても使いますね。
「BAR れもんはーと」というマンガの中でサントリー・オールド(おいしくありませんが)を冷凍庫で凍らせて(トロリとする)飲むとおいしい、という話で「マスター、うん、これはあるよ」「あるよね」などと言ってました。「それはないよ」というのは一般的です。

「来る」
もうすぐ流行る、という意味ですが、ギョーカイの人しか使わないと思います。

「来てる」
もともとは流行ってる、という意味だったかと思うんですが
 ・すごい
 ・程度がはなはだしい
 ・はなはだしく変だ
というポジティブからネガティブな意味で使います。
「あのおじさん(ファッションセンスが)来てるね」とかいうと、たいていネガティヴな(排除しようというのではなく、冷笑的な)ニュアンスですね。

「××とかいいから」「××とかいいですよ」
そんな話で自分に言及して欲しくない、という意味です。
以前モー娘。(当時)の加護ちゃんがホテルのヴェランダづたいに吉澤さんの部屋に侵入すると、折りしもシャワーから全裸の吉澤さんが出てきて、びっくりした加護ちゃんが「よっちゃん(吉澤さん)、きたなーい!」と思わず叫んでしまったという話をしていて、加護ちゃんが「別に、よっちゃんの裸が汚いって言ったわけじゃないよ。よっちゃんの裸はねえ」と言っていて、吉澤さんがそれを遮って「(私の裸が)どうだったとか、いいから」と言っていました。
他にも明石家さんまさんが同じくモー娘。の藤本美貴さん(ミキティ)にラジオで「スケートのミキティは巨乳やけど、お前はやっとこさやろう」とかしつこく絡んでいて「やっとこさとかもういいですから」と言っていました。

前にも書いたかもしれませんが「嫌だ」という意味で「無理」「ありえない」というのは坂下千里子さんが考えたそうです。これは英語の not acceptable(受忍できない)というニュアンスですね。あと最近の「微妙」というのも面白いと思います。いずれも結構微妙なニュアンスがあって、好きで使います。

Last Update : 2005/05/30 21:45