日々叢書(この著者ちょこちょこ昔の文章直します。スイマセン)

米国からの食物X

松江市の、とあるファーストフード店で、客の携帯電話をとがめた店長が、
客に食事中の商品を投げつけられたそうです。

そんな事件が「ニュースステーション」を飾ることはフツーまずなさそうですが、
その商品が再来週にも発売中止が決定されそうな「吉野家の牛丼」だったので、
記事になっていました。
これがもうすぐいなくなる久米宏さんの妙にセンチな話振りとあいまって、
妙に面白かったです。

その後、アメリカの吉野家は今日も大繁盛しているという映像になり、
日本はBSE全頭検査をしているがアメリカはしてない、
これは妥当かどうか、あなたがたは安心して食べているのかと
USA Beef Bowl YOSHINOYAで食事中の米国国民に問いただす映像になります。(まじでまじで)
これはちょっとどうか。ぼくがマイクをつきつけられたら
ブルシット! と怒った局面です。牛だけに。
映像に残っているアメリカの善男善女は「日本人は・・・心配性なんだね」と
当惑気味に映ってました。

さて、コーナーの後半には、日本でBSEが騒ぎになってから1年半以上、
実は和牛もアメリカに入っていない
という話になって、
これはさすがに「ホー」と思いました。知らなかったです。

ところで、ちょっと思ったんですけど、
吉野家でケータイ禁止ってどうなんだろうか
松江市の事件はお昼の込み合う時間に長々と話してたとか、
そういう事情があったんだろうとは思うんですけど、
空いてる店内でポツンと牛丼食べてる人がケータイつかってても、
特に見咎める必要はないと思うんですが。
なんかケータイというとフォビア的に忌避する文化があるんですが、
これがぼくにはちょっとわからん。
ま、ぼくもタバコは結構気になるんで、単に好き嫌いの話かもしれません。

いぜん自由が丘のバーで、カウンターのすみっこの小さいテレビで
「ワールドカップのテレビ」を見ながら、若いサラリーマンが、
洩れ聞こえる会話から推察するに遠距離恋愛の彼女とおぼしき人と、
ああシュート打ったね、ああ危ないねとケータイで話しながら、
ウィスキーを飲んでた隣に居合わせたときがあって、
ああなんか切なくていいなあと思いました。悪感情は持たなかったです。
要は小声で話してればいいのでは。

Last Update : 2004/02/07 01:53