日々叢書(この著者ちょこちょこ昔の文章直します。スイマセン)

とりてん

近所の蕎麦屋でトンプラ定食というのがあり、
豚のテンプラを辛し醤油でいただくというもので、
結構おいしかったです。

豚のテンプラはこっち(首都圏)でも高級中華料理などであり、
ケチャップや山椒塩などでいただきますが、
わたしの故郷、大分では「とりてん」鳥のテンプラが一般的です。
学校給食にも出る。やはり辛し醤油でいただくような気がするが、
給食では辛子は出ないすよね。どうしてたんだろう。

あまりにもフツーの食い物なので、上京してこっちあれが
郷土料理だったというのを知らずに過ごしました。
特に「あれが食べたい!」というほどのものでないし ;;;
なぜ気づいたかというと「クッキングパパ」というマンガ
(結構愛読しています)で故郷、別府のエピソードで出てきた
からです。しかしま、空揚げの方がうまいよな、、。

なぜ大分に。やっぱ卓袱(しっぽく)料理の影響で、
九州の他県でも食べられるんでしょうかね。
今日食べたトンプラは高温で表面がパリッと揚がってて、
揚げたてをいただいたことのでかおいしかったです。

他に大分の郷土料理というと「やせうま」というのがあります。
きしめんのおばけみたいな平打ちのうどん(ほうとうと同じ?)を
茹でてお湯を切り、熱いまま砂糖きなこでいただきます。
これがうまいの! ぜひお試しください。

「やせうま」はおやせさんという子守女中? がお腹が空いたけど
食べてる暇がないので? 適当にそのへんにあったもので作ったら
おいしかった? ので「おやせさんのマンマ」がなまって
「やせうま」になったという伝説があったようななかったような・・・。

一人暮らし始めてから食わなくなったけど、昭和時代の日本人は
よくきなこ食べてたと思います。
うちの亡母なんかおやつに、普通の白いご飯に砂糖きなこを振って
食べてたもんな。別に大分の人じゃないですが。

Last Update : 2003/12/14 15:09