日々叢書(この著者ちょこちょこ昔の文章直します。スイマセン)

キャンプファイヤー

夢の話なんか得意がってダラダラする人は基本的にバカと相場が決まっていて、
それをネットで世界に発信しようなんてバカの2乗、3乗と言われそうですが、
そこそこ面白い話がいくつかあるので選り抜きで書きます。



前の会社は建築会社のマシン室がスピンオフしてできたソフトハウスで、
そのソフトハウスの社長は元建築会社の部長とか、そういうパターンでした。
当然家に帰ればニッカー・ボッカーはあるし、腕が鳴るので週末には田舎に行って
ログハウスを立てていました。当時流行っていた工法で、古くなってコンクリートに
リプレースされて余った木の電柱を使って木材にする。
これを管理職だけでやってるんだったらああいいご趣味ですねで済むんですが、
当然のように若手社員も狩り出されていた。まあ昭和で、人権意識というものが
あまり確立してなかった頃の話です。

で、ここからが夢になるんですが、なんか蓼科かどっかの山奥に木材を持っていって、
巨大なキャンプファイヤーをやることになったんです。普通に考えるとちょっと
異常なんですけど、5メートルぐらいの木材をイゲタに組んで大人の身長ほどの高さにする。
で、石油を撒いて火を点けて、輪になって囲んで歌うんですけど、火が燃えるほどに
我々が歌うほどに、我々を取り巻く人間の数がどんどん、どんどんハンパじゃなく増えて
いって、我々をぎゅうぎゅう火の方に寄せようとする。あぶない、と言おうとするけど
首が回らない。目の前に火。
ちょっとでも戻ろうとして脚を前に蹴りだしたら(この行動がよくわからない)、
足の親指が火に触れてアチチチチチ、そこで目がさめるとその足の指にベープが触れていた。

これ、どういうことなんだろう。足の指が熱い=>火が燃えている=>キャンプファイヤーと
いう流れだと思うんだけど、その場所に行って準備して、かれこれ夢の体感的には
3時間ぐらいのエピソードなんです。その結末がベープとは・・・。
仮説としては
(1)まず足の指が熱いという事実があって、
   目が醒めていく数秒の中で架空の夢が脳内で組み立てられた
(2)夢には予知能力がある
(3)単なる偶然
どれでしょう。

たぶん(3)と(1)の複合型だと思う。蓼科に行ってキャンプファイヤーを始める
ぐらいまでは偶然にもその日に見た夢で、そのへんでベープを蹴って、熱いから目が醒める
過程で、これは火を蹴ったからだ、なぜかというと人に押されたから・・・と
エピソードを補完したのではないか。

Last Update : 2004/04/15 12:00